クロスメイクのデメリットについて(ご注意事項)
クロスの補修は、内装屋さんが置いて帰ったクロスのロールや切れ端、または洗面台の裏やトイレのペーパーホルダーの裏側など目立たない場所から切り取った「全く同一のクロス」を使用し、破れた箇所の継ぎはぎ(パッチワーク)を施工しますが、微妙に色見が変わる場合もあるので、基本的に「補修のみ(染色無し)」でのご依頼はお受けできません。
また同一のクロスについて、当店のストックも含め準備できない場合、クロスのエンボス模様(井型調、縦目調など)によっては補修せずに染色した方がキレイに仕上がる場合もあります。
ペットによる無数の引っかき傷や穴、剥がれが余りにも多い、または剥がれ、破れが広範囲に及んでいる場合は新品への張り替えをおすすめ致します。
建売住宅や賃貸、分譲マンションの壁紙は殆んどがビニルクロスです。布クロス、紙クロス(戸襖等一部施工可)、吸水性の無い壁紙調の壁材は施工出来ません。
クロスメイクはペンキではなく、『ビニルクロス専用の染色剤』です。塗壁、木壁、珪藻土、土壁、ジプトンなどは染色できません。
更にご注意事項としまして、築20~30年以上の一戸建てで、ヤニや長年で蓄積された汚れにより当初のホワイト系(ライトアイボリーなど)から著しく変色してしまっている場合、クロスメイクの基本色(ライトアイボリー)塗料では3回以上の塗布が必要で料金も割高になります。
これではクロスメイクのメリットが生きず、内装屋さんに新品クロスに張り替えてもらった方が逆に安くなります。