
完全分解クリーニング後に、ぜひ実践していただきたいこと
エアコン完全分解クリーニングは、決して安いサービスではありません。
だからこそ私は、クリーニング後の「カビが一切ない内部状態」を、できるだけ長く保っていただきたいと考えています。
そこで、作業後に必ずお伝えしている大切なポイントがあります。
【重要】冷房使用後は「暖房30℃以上・最大風量」で1時間以上運転
なぜ必要なのか?
冷房を使った後のエアコン内部には、必ず**結露(水分)**が残ります。
この水分を素早く乾かすことが、カビ予防の最大のポイントです。
例えるなら、
- 夏の晴れた日に洗濯物を外干し → すぐ乾く
- 梅雨時に部屋干し → 雑菌が繁殖し、生乾き臭が残る
この関係と全く同じです。
エアコン内部に
ホコリ+雑菌+水分 が揃うと、カビにとっては最高の繁殖環境になってしまいます。
いつ実施すればいい?
- 夏場ずっとエアコンをつけっぱなしの方
→ 秋口にスイッチを切るタイミングで1回 - 毎日ON/OFFする方
→ 外出前・起床後・寝室を出るタイミングなどで
「暖房30℃以上(できれば最大風量)+1時間タイマー」でOK
「夏に暖房なんて…」と思われるかもしれませんが、
内部を乾かすためだけの運転なので、日常的に行う必要はありません。
内部乾燥機能について
「内部クリーン」「内部乾燥」「内部清浄」などの機能が付いている機種もありますが、
正直なところ効果は弱めです。
最低限の対策として使う分には構いませんが、
- 電気代がもったいないからと
- 停止ボタンを何度も押してすぐ切ってしまう
よりは、何もしないよりマシという位置づけです。
※個人的な見解ですが、メーカーは防カビや長寿命より「買い替え」を重視しています。
だからこそ、ご自身で乾燥させる意識がとても大切だと考えています。
補足
冬場の暖房使用時は、エアコン内部にカビは生えません。
フィルター・ダストボックス等の定期清掃
- フィルター
- ダストボックス
- 取り外し可能なパーツ類
これらは、定期的な清掃を必ず行ってください。
最近の「フィルター掃除機能付きエアコン」は構造が複雑で、
正直、分解が面倒に感じる方も多いと思います。
しかし、取扱説明書には必ず「メンテナンス」項目があり、手順も記載されています。
- 外せるもの → 丸洗い
- 外せないもの → 掃除機がけ・拭き掃除
ご自身でできる範囲で十分です。
なお、
「お掃除機能付きエアコンは何もしなくていい」というのは完全に誤解です。
部屋全体の換気と清掃も重要です
エアコンに限らず、放置されたホコリは
目に見えないだけで、24時間空間を漂っています。
特にエアコンは高い位置にあるため、
日常清掃でどうしても見落とされがちです。
- 空気清浄機を使っていても
- たまには2か所以上の窓を開けてしっかり換気
- 掃除機掛けは、部屋の隅や家具の周囲まで意識
この積み重ねが、エアコン内部を汚さない最大の予防策になります。
まとめ
完全分解クリーニング後は、次の3点を意識してください。
- 冷房後は「暖房30℃以上・最大風量」でしっかり乾燥
- フィルター・付属部品の定期清掃
- 部屋全体の換気と清掃
これだけで、カビの再発スピードは大きく変わります。

