現在、世の中で一般的に行われているエアコンクリーニングのほとんどは、「エアコン本体(室内機)が壁に掛かっている状態」で洗浄する方式が採用されています。

大手さんのテレビコマーシャルでお馴染みのこんなスタイルです。

熱交換器を表のみ洗浄

ですがお客様にはあまり知られていない、業界内では別名「簡易クリーニング」とも呼ばれており、これではクリーニングは十分ではありません

実は当店も、13年以上(2022年3月現在)「簡易クリーニング」に携わっていました。(現在も、状況によっては簡易クリーニングでご対応しています。)

13年を経て、この簡易クリーニングでも可能な限り工夫を重ね、「どうすればカビを完全に取ることができるのか・・・」「いつも通りクリーニングしているのに、なぜ稀ににおいクレームがあるのか・・・」など。

模索しながらやってまいりました。

ある時期から、エアコン内部の構造をより深く勉強するようになり、簡易クリーニングによる洗浄では「実は」絶対に洗えずカビや汚れが残っている部分があったり、様々な問題点をはらんでいることを知ります。

でもそんな事実をお客様にお伝えしたところで、長い説明を聞くのも面倒だろうし、かと言って私にはそれを解決できる技術も無く、数年間良心の呵責にさいなまれながら続けていました。

エアコンクリーニング(簡易クリーニング)の問題点

① 中途半端な圧力の洗浄機を使用するため、最悪カビを押し込むだけの作業になりカビが残る。

② 屋内で壁に掛けてある状態では養生にも限界があり、強すぎる高圧洗浄機を使用できない。

③ 基盤やファンモーターなどが故障する可能性がある。

④ カビが残っているので簡易クリーニングが呼び水となり、しばらくすると再びカビが大発生してにおいが出てくる。

⑤ 強いアルカリ性洗剤を使い、その上故障を恐れてすすぎも不充分になりがちで洗剤が残留。結果、熱交換器のアルミフィンを傷める。

⑥ エアコンクリーニング完了後に水漏れ、体調を崩される場合もある。

⑦ 古いエアコン(万が一の場合、メーカー部品欠品などでアフターフォローができない)や、天井や壁に近すぎるなど設置状況によりお断りする場合がある。

などあります。

これらの問題点を解決するためには、「室内機を一旦壁からまるごと取り外して、基盤やファンモーターは勿論部品が各一点になるまで分解し裏表洗浄。特に熱交換器や送風ファンは裏表からより強力な高圧洗浄をかける」。そこまでは分かりました。

そこで、私は「エアコン工事」について勉強をすすめていくことに(主にYouTubeですが)。

ずっと掃除屋畑だったので、それまで聞いたこともなかった「ポンプダウン」「真空引き」「フレア加工」など。

エアコン工事に必要な工具もそろえ、ホームセンターで安い部材を買い、できる範囲で練習していました。

でもある時、室外機工事での爆発事故の事例を知り一気に怖くなりました。

2009年からどこにも加盟せず、完全個人で独学で、時にはぶっつけ本番でもうまくいったのは「掃除屋」だったからで、エアコン脱着の練習を事務所や自宅でするにしても、大怪我や最悪死んでしまっては元も子もありません。

これだけは独学にも限界があると感じ、そこでたどり着いたのが大阪の「愛生クリーンサービス」さんの「完全分解クリーニング研修生募集」です。

代表 木村さんの、完全分解へ至る経緯やお客様への思い、考え方など共感する部分も多く、ただの一ファンとして研修生募集のことは知らず動画だけ楽しんでいました。

なのである時(2021年10月)、募集のことを知った瞬間決断は早かったです。

そして研修中は目からうろこの連続でした。

様々なエアコン工事で有名な方のYouTubeを見ていましたが、極端に言えばアプローチがまるで異なり、それは「エアコン完全分解クリーニングをするための脱着方法」でした。

問題点を解決する「本当のエアコンクリーニング」

本当のエアコンクリーニング「エアコン完全分解クリーニング」なら・・・

① 屋外で、一般的な洗浄機の2.5倍の圧力の業務用ケルヒャーで”表から裏から”超高圧洗浄します。

② カビ、油汚れ、ほこり、ダニアレルゲンなど、内部の汚れをほぼ完全除去できます。

③ 実は、エアコンの故障が極めて少なくなります。

④ 短期間でカビや雑菌が広がることがありません。

⑤ 洗剤分は、2~3重の効果的なすすぎで完全除去を目指しています。エコ洗浄なら体調への問題もまずありません。

⑥ 汚れた箇所を目視、汚れ落ちを確認しながら洗浄するので、短期間でにおいが出ることはまずありえません。

⑦ 古いエアコン(故障、破損リスクをお伝えした上で)でも、天井、壁に近すぎてもご対応できます。

正直に言います。

カビが残り、異臭が出るかもしれない(当店2021年度異臭発生クレーム率1.7%)簡易クリーニングはできればやりたくはありません。

勿論汚れ具合や構造によりますが、壁に掛かった状態で普通のエアコン洗浄機を使う場合、どれだけ分解しようが汚れ落ちには限界があります

大手様もチラシやホームページでちゃんと記載されている通り、一般的なエアコンクリーニングは完全ではありません。(隅っこに小さく「一部対応できない機種もあります。」とか)

「時々壊します」とか「たまににおいが出ます」とわざわざ言わないだけで、その確率をいかにして下げるか…。

業者さん各々の経験、努力次第だと思います。

幸い当店のお客様は皆さま優しいので、クレーム(怒られてはないけど)頂いて、即対処を試みても解決できなかった時、「そこまでやってくれたんだからいいですよ。」とか「何でですかねぇ。買い替え時なのかしら」など、逆にかばって頂くのが本当に情けなく申し訳ありませんでした。

より良いサービスをご提供したいのは、真面目にやってる業者さんなら当然の意識だと思います。

私は「エアコン完全分解クリーニング」を導入して本当に良かったと感じていますし、今後この方法の認知度も上がり、主流になっていくと信じています。

それに加え、私は元々「ハウスクリーニング」を13年経験してきた掃除屋です。

ベテラン電気工事屋さん、エアコン工事屋さんと比べて「エアコン脱着」の要領や早さは確実に劣りますが(2022年4月現在)、一旦外して完全分解してしまえば、カビやその他の汚れを確実に落とすことには自信しかありません。

▶▶ 普通のエアコンクリーニングと「完全分解クリーニング」の比較